Debian に関するニュース: APCMAG 2.0 'Hamm' ベータレビュー

1998 年 8 月 26 日

オーストラリアのパーソナルコンピュータマガジン http://www.apcmag.com/ が、Debian 2.0 ベータリリースのレビューを行なっています。 そのレビューの全文は http://apcmag.com:8008/apcweb/reviews.nsf/0f5aa6c92d05b235ca25639d002aacfb/c36ba15f1b2979f44a256667001d92ed?OpenDocument (リンク切れ) にあります。

Debian GNU/Linux 2.0 ベータ

SLS や Slackware など初期 Linux ディストリビューションの問題点の一つは、 そのメンテナンスにかかる作業の多さでした。 カーネルそのものも未だに急速な変化を続けており、 高レベルコンポーネントの数や複雑さも増大しています。

Debian Linux ディストリビューションは、Torvalds がカーネル開発に用いている方法に似たボランティア開発モデルによって、 この問題を解決しようと考えています。 これによってその作業量は、 Linux コミュニティー全体によりまんべんなく分散されています。 また、このことによって、 ディストリビューション開発への密接な参加の機会とともに、 Linux の熱狂が提供されているのです。


商用ディストリビューションと同程度の関心が 主流のメディアから寄せられているわけではありませんが、 Debian は堅実で包括的なプロダクトであり、 使う喜びを本当に与えてくれるものです。 また、Debian には、インターネットの草創期にあった開放性や グローバルな提携といった感覚を思い起こさせる親密さや精神があります。 この Debian の共同作業に参加することは素晴らしいことです。