Debian ウィークリーニュース - 2002 年 5 月 15 日

Debian コミュニティのための週刊ニュースレター、Debian 週刊ニュースの 今年の第 20 号へようこそ。 言いわけのリストによると、「F と書いて、R と 書いて、E、E、Z、E と書いたら、何になるでしょう」と書いてありますが、 Woody は次の段階に入ったように見えます。全員が知っているわけではないかも しれませんが、Bdale Garbee さんはアマチュア無線家なので、 Dayton Hamvention Activities で要点を述べるでしょう。

BTS の再設計が進行中ですdebian-debbugs メーリングリストで Debian の バグ追跡システム (Bug Tracking System、BTS) の再設計が議論されています。Manoj Srivastava さんは 更新される予定の 設計文書の作業をしています。これは目標、範囲、 インターフェイスおよび使用例を含んでいます。欠けている点があると思ったら Manoj さんに srivasta@debian.org で連絡を取ってください。

DebConf 2 の進行。 Debian Conference 2 (DebConf) は 2002 年 7 月 5 日から 7 日までカナダの オンタリオ州トロントにある York 大学で開催されます。今年の DebConf を 組織するという重荷を引きうけた Joe Drew さんは 進行報告を提出しました。 25 人以上の Debian 開発者を含む 100 人以上がすでにこのカンファレンスの ための登録をすませています。York 大学からの要求のため、 Debconf に 登録して 大学に滞在できる最終日は 2002 年 5 月 31 日です。このしめきりを守らなくても 出席は可能ですが、Joe さんたちによって手配してはもらえないでしょう。

Woody DVD はうまく動きます。 Steve McIntyre さんは Woody DVD の 成功報告を提出しました。彼はローカルの ミラーから作った DVD を職場にある Thinkpad、小さな Dell 製サーバマシンおよび 古い自作機を含むいくつかのマシンでテストしました。どれも Isolinux コードで うまくいくようで、インストールシステムをちゃんとロードできます。

提案された Java ポリシー。 Woody がリリース寸前なので、 提案された Java ポリシーの成熟度を議論する 時期だと Ola Lundqvist さんは 信じています。この提案に感想をつけて、 意見を debian-java メーリングリストに送ってください。

USB フロッピードライブ経由での Debian のインストール。 Gernot Weber さんはどうやって Debian を USB フロッピーでインストールするか 疑問に思いました。レスキューディスクはブートしますが、インストーラが ディスクの変更後ルートディスクを見つけることができませんでした。Linux が このフロッピードライブを認識するには特別なブートオプションが必要かも しれないと Werner Heuser さんは 指摘しました。これがうまくいかないなら、 Linux-Mobile-Guide で説明されている別のインストール方法をためすことも できます。

アマチュア無線家のための Debian。 新しいサブプロジェクトが作られました: Debian-Ham、ハムラジオ技術者の ためのディストリビューションです。SunSITE.dk は CVS リポジトリ、MySQL データベースおよびいくつかのメーリングリストを 提供しています。Joop Stakenborg さんはこの努力は別のディストリビューションを作ろうとするものでは ないと 説明し、続けてサブプロジェクトが役に立ちそうなこと、いつこの 考えがうかんだかを理由とともに述べました。

Bochs の中の Hurd? Neil Levine さんは Hurd は Bochs (IA-32 (x86) PC エミュレータ) で動くか 疑問に思い、Robert Millan さんは適切なネット上の資料とともに 返事しました。Alfred Szmidt さんは Bochs とともに使える GNU/Hurd イメージを 作ることについてのすてきな チュートリアルを書きました。このイメージは インストールずみのシステムとともにディスクイメージの リストにアップロード しなければなりません。

SGML/XML ポリシーグループを組織すること。 Mark Johnson さんは SGML/XML ポリシーグループを組織することを はじめました。これは XML、SGML およびそれに関連するもののパッケージ化、 実装などに対しての新しい Debian ポリシーになる予定です。Adam Di Carlo さんと Mark さんは LSB 準拠の実装を開発する努力の中で 1 年前に 草稿を 書きはじめました。しかしこの文書はまだ完成にはほど遠いです。

Woody のための新しいブートフロッピー。 David Kimdon さんはブートフロッピーの新バージョン 3.0.23 がもうすぐリリース されると 発表しました。彼はさまざまな要素しだいでいくつかの移植版では このバージョンを Woody で使うことになるだろうと言いました。i386 用の テストセットが changes ファイルとともに ここにあります。テストして debian-boot メーリングリストに報告してください。

Debian セミナーが韓国で開催されました。 先週の土曜日 Korean Debian Users Community は今年の 第 1 回 Debian セミナーを運営しました (英語訳が ここにあります)。このようなイベントは 年 4 回開催されます。このセミナーの準備チームはこのセミナーは熟練した システム管理者のためのファイルシステム管理とファイルシステムのバックアップを 対象にしたものだと発表しました。これは Debian GNU/Linux をファイルシステム サーバとして使うことを推進します。たくさんの人がファイルシステム、 バックアップ方法、Debian 関連の問題について議論し、セミナーを楽しみました。

新規または言及するべきパッケージ。 以下のパッケージは最近 Debian アーカイブに追加されたか、または 重要な更新を含んでいます。

みなし子化されたパッケージ。 1 個のパッケージが今週みなし子化されて、新しいメンテナを必要としています。 これでみなし子化されたパッケージは合計で 80 個になりました。フリー ソフトウェアコミュニティに貢献した以前のメンテナに感謝します。完全な リストは WNPP のページをごらんください。もしこのパッケージを 引き取りたいならバグ報告にひとこと追加して題名を ITA: に変更してください。

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今週号の Debian ウィークリーニュースは Yooseong Yang and Martin 'Joey' Schulze が編集しました。