注意: 原文はこの翻訳よりも新しくなっています。
wml の利用方法
WML とはウェブサイトメタ言語(web site meta language)のことです。WML は入力に .wml ファイルをとり、その中のあらゆる処理(基本的な HTML から Perl のコードまで何でも!)を行ない、出力してほしい結果、たとえば .html や .php を出力します。
WML のドキュメントから学ぼうとするのは易しいことではありません。実際
にはとても良くできていますが、どう動作するのか (とてもパワフルです)
を理解し始めるまでは、実例から学ぶのがもっとも簡単です。Debian
サイトに役立っているテンプレートファイルが見つかるかもしれません。
テンプレートファイルは webwml/english/template/debian/
にあります。
ここでは、すでに WML があなたのマシンにインストールされているものと 仮定しています。WML はDebian のパッケージとして提供されています。
WML ソースを編集する
.wml ファイルには、最初に 1 つ以上の#use
行があります。
その構文を変更したり翻訳したりしてはいけません。title=
の
後のように引用符で囲まれた文字列のみにしてください。この場合は出力の
<title> エレメントを変更します。
ヘッダ行以外では .wml ページの大半は簡単な HTML です。 <define-tag> や <: ... : > のようなタグが出てきたら、気を つけてください。これらの記号は WML の特別なパスのいずれかで処理される ためです。詳細は以下をご覧ください。
Debian ウェブページを構築する
webwml/<lang> ディレクトリで、単純に make と打つだ けです。makefile は wml を適切な引数で呼び出すようにしてあ ります。
make install を実行すれば、HTML ファイルが構築され、 ../../debian.org/ ディレクトリに置かれます。
使用している WML の拡張機能
利用法を拡張した WML の特徴の 1 つに Perl の利用があります。私たちの ページは動的なページではないことを思い出してください。Perl は HTML ページが生成されるとき、上手く、そして好きなように動作するよう利用され ています。ページ中でどのように Perl を使っているかの 2 つの良い事例は、 メインページでの最新ニュースの項目一覧の作成と、ページ最下部の多言語 ページへのリンクの生成です。
私たちのウェブサイトのテンプレートを再構築するには、wml バージョン 2.0.6 以上を必要とします。英語以外の翻訳向け gettext テンプレートを再 構築するには、mp4h 1.3.0 以上を必要とします。
WML 固有の問題
マルチバイト言語では文字セットを正しく扱うために、.wml ファイルに対
する特別に前処理もしくは後処理が必要になるかもしれません。これは
webwml/<lang>/Make.lang 中の該当箇所
WMLPROLOG 変数および WMLEPILOG 変数を
変更することによって行なえます。WMLEPILOG のプログラムの
動作によっては、WMLOUTFILE の値を変更する必要があるかもしれ
ません。
例として日本語や中国語用のファイルを見てください。